「みんみんうぇぶ」

ハートフルジョイ 様 開店直前取材レポ

取材日:20051211日及び12

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去る129日に、ニュース更新の為にネット巡回をしていましたら、メイド喫茶関連サイトで『大阪・天神橋に
メイド喫茶ができる』という記事を見つけ、仰天して場所とかを見たら、ウチの実家兼職場の目と鼻の先で、
再び仰天。場所的に、ココは元麻雀店で、確か空室になってたはずです。
すぐさまニュース記事としてもご紹介させて頂いた上、現地確認をしに伺いましたら、すぐにわかりました(笑)
 
内装工事も完了されていたようで、工事業者の姿はなく、店内に灯りが灯っていたので、どなたかは居られる
とは思ったものの、そのまま突撃するわけにもいかず、その日は終了。
早速、メールにてコンタクトを取ってみました。
 
ええ、「お帰りレポート」専門のウチが、初めて取材を申し込ませて頂きました。
 
程なく、取材OKということになり、1211日と早々にお伺いすることができました。
 
初めての取材、ということで、かなり緊張しまくりんぐ(w
おまけに、どういう順序で取材すればいいのか、と悩んだ挙句、とりあえずインタビュー用の雛型を作って、
それに則って対話形式でお話しをお伺いすることにさせて頂きました。
 
当日は、喫茶の代表様にお話しをお伺いすることができました。
質問事項に対するお答えが、Q1の話しの中でもQ2やQ3の話しが出るなど「微妙に被り」、会話の中で
各々の答えが散ばってしまいました。
とりあえず、その場はそれを控えさせて頂いて、後から各々に該当するように整理し、「インタビューのまとめ」
という形で書面に纏め、それを「一次チェック」という形でチェック頂いてから、このレポートを作り上げました。
 
代表様には、開店準備中の大変お忙しいさなかに、色々とお手数をかけてしまう結果となってしまい、誠に
申し訳ございませんでした。そして、そのお陰を持ちまして、レポートを仕上ることができましたことを厚く御礼
申し上げます<m(__)m>
 
それでは、お待ち兼ねのレポートに移らさせて頂きます。
 

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店内は、ホワイト地のクロス貼りと木製のテーブルやカウンターで、非常に落ち着いた内装です。
そして、ライティングは、明るすぎず、暗すぎずで、内装の落ち着きさを補っており、良い感じです。
 
入口横には、「たこ焼きコーナー」が設けられており、そこには業務用の「たこ焼き機」が設置してあり、
メイド喫茶としてはもちろん、一般の喫茶店からしても、斬新な光景でした。
ボクの記憶が確かならば、メイド喫茶で「たこ焼きコーナー」を常設しているところは皆無かと思います。
(ポン橋のCCOちゃさんが「たCCOちゃ」をされていましたが、屋台的なものであったと記憶しております。)
 
カウンター席が10席、2人掛けテーブル席が3卓、奥に7人掛けのテーブル席が1卓の計23席の席数で、
常にBGMでクラシックが流れているなど、本当に落ち着いた雰囲気を醸し出しておられます。
  
 
落ち着いた雰囲気の中、代表様にお話しをお伺い致しました。
 

 
Q1)「メイド喫茶&たこ焼き」とのことですが、メイド喫茶をはじめようと思われたのは何故ですか? 
   また「たこ焼き」との組み合わせはどういったいきさつからですか?
   あと、メイドさんが「たこ焼き」を焼かれますか?

 
母が昔から「たこ焼き屋」をしたいと言ってた人で、家にも業務用の「たこ焼き機」を持ってるほどなんですよ。
二人で「いつかお店を出したいね」という夢を持っていて、店の場所やデザインとかの構想を日ごろから語って
いたのです。
どんなお店を出したいかは、母がスナックをやっていて、たまにチャイナドレスなどのコスプレを目にする機会が
あったせいか、コスプレに対する理解があって、私としてはコスプレ喫茶にして、楽しめるスペースにしようかと
思っていたのですが、メディアにも取り上げられている「メイドブーム」のさなかに、たまたま友達とメイド喫茶に
行ったことがあって、その時に「メイド服がかわいい!」と感じたのですよ。それからメイドさんの方が可愛いし、
メイド喫茶をやってみようかな、と思い出しました。
後日、母と一緒にメイド喫茶に行って、その上で相談した結果、母のかねてからの夢であった「たこ焼き」をも
扱う「メイド喫茶店」を出そう、ということになったのです。
 
「たこ焼き」の焼き手は、当初は男性メインで考えていましたが、道路に面した「たこ焼きコーナー」に、常時
男性だけでは「華が無い」と思ったので、「たこ焼きコーナー」で「たこ焼き」をメイドさんにも焼いてもらう時間帯
を設けます。その他は、接客はもちろん、厨房やカウンター内での作業もメイドさんにしてもらう予定です。

 
 
Q2)大抵のお店が「日本橋」というメジャーな土地柄で開店されている中で、 天神橋7丁目という場所で
   開店された動機はなんですか?
   
どちらかというと商業住宅地で、下町的なイメージのある土地柄ですが、地元の人でも気軽に寄ってもらえる
「喫茶店」として頑張りたいと思っております。「メイド服を着たウェイトレスさんが居る喫茶店」として、地元で
話題になってお客さんが来てくだされば嬉しいです。また、小学生がお小遣いを握り締めてオヤツ買いに来れ
るようなお店でもありたい。小学生が事件に巻き込まれる物騒な世の中だからこそ、声掛け(挨拶とか)もして
「見守り」として一役買いたいし、地元と密着したお店でありたい、と思っております。

 
 
Q3)大阪・日本橋などの他店のメイド喫茶に行かれたことはありますか?

   また、行かれてた場合、それらから何かを学び取られましたか?


日本橋の複数のお店に行ったことがありますが、とあるお店では、母と一緒に「お帰りした」時に、「お嬢様」と
一括りの挨拶で出迎えてくれました。しかし母は、「お嬢様」と呼びかけられたのは、私だけで、自分には呼び
かけてくれないのか、と感じたようです。
また、別のお店では、たまたまなのか、出迎えやお見送りを、なかなかしてくれなかったです。
でも男性客にはチャキチャキ(素早く)対応してましたし・・・ショックでしたね。
 
私たちは女性連れでしたし、「オタク」じゃないと見られて、素っ気ない対応をされたのかもしれませんが、
喫茶店である以上は、誰彼関係なく、接客対応はキチンとしなければならないはずです。
 
ですから、オタクとかそんなことは関係なく、ターゲットを「万人」にしようと思いました。

 
 
Q4)
西宮に、たこ焼き屋を併設したゲーム店をしている知人がいて、「先にやられたー」、と地団駄踏んでいて、一方的にライバル視していますがどう思いますか?

「メイドたこ焼き」をされたいと思うのでしたら、迷わずやってください。
先にやる方としては、手探りの状態ですし、むしろ後発の方が有利かも。「たこ焼き」と「メイドさん」の組み合わ
せは、面白い組み合わせなので、出店店舗が増えて、これが注目されるようになったら、みんなが栄えるの
で、むしろやってください。
 
 
Q5)準備期間にどのくらい費やしましたか?
  
夢や構想は長いこと温めていたのですが、実現しようと動き出したのが今年の9月末。
兼ねてから出店されたい場所に契約を申し込みに行かれたら、前日に別の人に決まってしまってたのです。
そんな時に良く通る「城北公園通り」沿いの今のお店に気付いて、契約を申し込んだらトントン拍子で決まり、
そこから事が進み出した、というわけです。この店舗はもともとは「麻雀屋さん」でして、長い間空室状態が
続いていて、手入れがされていなかったので、あまりに酷い状態だったこともあり、工事が難航して、いまの
形になったのも11月末なんです。いま現在も、気になる部分があるので、再度工事業者さんに手を加えて貰う
ように頼んでいるのですが、なかなか来てくれなくて困っています。ですので、オープンをずらそうかと考えて
います。

尚、構想段階の店のスペースは、今の店舗の
1/41/3でイメージしておりました。
 
 
Q6)ホームページはご自身で作成されたのですか?

   また、独自ドメインを取得されるご予定はありますか?
 
インターネットのことやホームページの作成方法などに詳しくなかったのと、最初は求人募集の媒体を主に
していたので、凝ったものにする予定ではなかったのです。先に取材に見えられた「オタマップ」さんと色々
話しをしたりしていく中で、これではネットでのお店のアピールとしては不十分だ、ということに気が付き、
変更する予定です。
 
さらに、ドメイン取得も考えております。

 

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Q7)メイドさんのメイド服に拘りはありますか?
 
最初から「ロングスカート」で考えていました。
「ミドルスカート」や「ミニスカート」のメイド服は、チャラチャラした雰囲気があり、しっとりした、上品なイメージの
ある「メイド」なら「ロング」だろう、と。また、店の雰囲気に合わせたら「ミニ」は合わない、と思っております。
 
そのうちオリジナルのメイド服を作りたいと思っておりますので、もしかしたら「ミドル」に近いものにするかもしれ
ないですが、極端に短いものにはせず、短くても膝下くらいのものにしたいです。

 
 
Q9)どのようなお客様をターゲットにされていますか?

  
オタク層ももちろん視野に入れていますが、それだけを中心として考えてはいなくて
地元の一般の人たち、
言うなれば下町のおっちゃん、おばちゃん、子供達、
つまり万人(みんな)をターゲットに考えています。
あくまでアットホームで、「メイドさんが居る喫茶店」として頑張りたいと思っております。
 
  
Q9.5)2軒隣に喫茶店がありますが、大丈夫ですか?

 
趣旨や開店時間帯が違うので、棲み分けはできると思っております。

 
  
10)メイドさんの研修はどのようなことを中心に行いましたか?

   また、どのように接客して欲しいですか?

 
たこ焼きの調理を含め、給仕はもちろん、厨房での調理、カウンターでのドリンク提供や洗い物を含めて、
なんでもしてもらうので、覚えてもらうことは多いです。ですが、必要最低限のことだけ押さえてもらって、
マニュアルに頼らずに、マニュアル形式ばった対応よりも、笑顔で、自分の言葉でお客様に接して欲しいと
思っております。
 
とにかく、お客様とのコミュニケーションと、お客様への気遣いを大事に。
 
あと、身だしなみをキチンとしてもらいます。
手入れはしているけど髪の毛がボサボサだったり、スッピンで手入れの行き届いていない顔より、薄めの
化粧でもして、常に清楚な感じで、身だしなみに気をつけて欲しいところです。
男性スタッフも入ってもらいますが、彼らにも蝶ネクタイをつけた「パリッとした服装」で、身だしなみにも気を
遣ってもらいます。

 
 
11)営業時間が朝7時〜翌朝5時までとなっていますが、メイドさんの常駐時間帯は?
   また、何故
22時間営業をなさろうとされているのですか?

  
常時メイドさんが居るようにしたいです。
夜中でもメイドさんが居る、オールタイムメイドさん常駐していることが目標。
 
夜中にも営業をしようと思ったのは、夜に母と出かけることが多いのですが、夜中に開いているお店と言えば、
ファミレスやコンビニ、深夜バーなどのお店しかなく、「一人でも気軽に入れて、落ち着ける空間のあるお店が
ない。」と思っていたからです。
タクシーの運転手さんや、終電を逃した人、恋人と喧嘩して一人寂しい人など、色んな人に「コンビニ感覚」で
入ってもらえる場所が作りたかったのです。
 
それと、近くに(区画の両端に)朝まで開いている中華料理店やバーがありますが、喫茶店は無いので、それ
なら夜中も営業してしまおう、と思ったのもあります。

  
 
12)最後に、開店後はどんなお店にしたいですか?

    またお店の拘りとか、特徴とかあればお教え下さい。

 
「たこ焼き」コーナーでは、「たこ焼き」はもちろんのこと、他にもたこ焼き機で作る「たこ焼き型のお菓子」を作り
たいです。たこ焼き機が4つあり、そのうちの3つでたこ焼きを、残り1つでお菓子を作ろうと思ってます。
また、私が好きだということもありますが、お祭りなどの夜店でしか食べれない「ミルクセンベイ」も作って、
子供達にも気軽に寄って貰えるお店にしたいです。
 
それと、「たこ焼きは」店内でも召し上がって頂けます。その際は、無料でスープを付けようと思っております。
 
あとは、一般のお客様とオタクのお客様とで接客内容を一部違ったものにしようと思っております。例えば
オムライスをメニューに加えていたとして、それをお出しする際ですが、一般の方にはデミグラスソースを
厨房でかけたものをそのままお出ししますが、オタクの方には、目の前でケチャップで何かを描くなどして
いきたいと思っております。どうやって見分けるかは、例えばホームページ上で「キーワード」を公開して、
それを言って頂いた人には後者で対応する、などしてみようと思っております。
 

以上のように、代表様にお話しをお伺い致しました。
  
「夢を実現する」力の凄さに感動し、また様々な拘りに「でっかい期待」を感じましたし、ポン橋のメイド喫茶とは
違った、新たな形の喫茶店が地元に誕生することに、大きな喜びを感じております。
また、地元民と言うこともありますが、それを抜きにしても温かく見守って行きたいお店です。
 
1時間程度で終わるだろう、と思っていた取材だったのですが、気がつけば2時間が経っておりました。
本当に気さくな方でして、お話しも楽しくて、時間を忘れるところでした(^^;
  
  
ところで、上記インタビューには記載されていない情報もお伺いしておりまして、
 
☆コミュニケーションノートは設置します、とのこと。
★メイドさんは、全員で10人居られる、とのこと。
☆オープン日は、当初1214日となっておりましたが、内装の一部に手を加えることもあるようですが、週末
  の方が区切りが良いだろう、ということで1217日(土)の10時からのオープン予定にされたとのこと。
  そして時間も短縮して20時までにして、 メニューの数を減らした「プレオープン」にしたい、と仰って居られま
  した。 尚、当日の「たこ焼き」の提供は、「もちろん有ります。」とのことです。
   
   
ところで、インタビューにお伺いした日は、メイドさんが居られませんでしたので、再度お伺い致しました。
なんたってご近所ですので、仕事をサボってでも直ぐに行けますので(ぉ
 
で、メイドさんにも(撮影及びサイト掲載の)お断りを入れた上で写真を撮らせて頂きました。
 

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左側の写真は、「たこ焼きコーナー」にて「たこ焼き」を焼いてらっしゃるメイドさんを撮影したものです。
右側の写真は、顔出しOKなメイドさんたちを撮影したもの。
撮影の為、わざわざリボンとカチューシャの2スタイルに分かれて下さいました。
お気遣いありがとうございます・・・って、お一人の方はどこかで見たメイドさんですね?(ぉ
この「どこかで見たメイドさん」は、こちらでも「モーニング」をご担当される、との事です(笑)
・・・世の中めっちゃくちゃ狭いですよ(苦笑)
  
この日は、男性のスタッフさんも居られて、代表様が「身だしなみには気を遣って欲しい」と仰ってた通り、
蝶ネクタイがバシっとキマった、素直そうな好青年な方でした。 
   
喫茶店としても、メイドさんを楽しむのも、かなり期待しております。
開店前もそうですが、開店されてからも大変かとは思いますが、地元の「みなさん」にも愛されるような
喫茶店になられますよう、期待しております。 
 

【お店データ】
 

たこ焼き&喫茶 「ハートフルジョイ」

☆住所
大阪府大阪市北区天神橋7丁目1415
★電話:06-6357-5371
☆朝7:00〜朝5:00(22時間営業)
★定休日なし
公式ホームページ
天神橋筋6丁目駅・天神橋8丁目バス停からの道順&周辺コイン駐車場位置
 

(完)

 
作成協力  :「ハートフルジョイ」 代表様をはじめ、スタッフの皆々様方。(本当に有り難うございました。)
作成・文責:「みんみんうぇぶ」 林原 蛍一